インプラント
社団法人日本口腔インプラント学会教育委員会が主 催し,第1 回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会を開催致しました。参加者は主催 者も含めば150 名で,指導医,専門医,これか ら専門医を目指す人,また認証医を目指す方々が 参加し,合宿形式で行い,2 日間の講演に対して 熱い質疑や議論が行われました。この講習会の目 的は,インプラント専門医の臨床技術の向上と, 研修施設を超えた各先生方の連携とコミュニケー ションにありました。
現在,会員数も10,000 人 になろうとしております。これから会員数の増加 は嬉しいことですが,反面,知識や治療技術の向上, 治療に対するコンセンサスの一致が大切となると 共にこれら治療技術を高めていくことはインプラ ント専門医としての使命であるとの考え方に基づ いております。講習会は日本の各地で開催,年間 数回開催を予定し,今年度第1 回の講習会を開 催致しました。
今回は第1 回目として,「適切な診断およびイ ンプラント外科埋入手術」をテーマに,インプ ラント埋入術式に求められる解剖,インプラン ト治療の診断基準,医療安全と外科処置,骨移植 と粘膜移植,上顎洞挙上手術と合併症,SAC か らみた症例の分類,インプラント治療に関わる医 療問題と防御について現場で活躍されておりま す7 名の講師を迎え2 日間にわたり実施致しま した。日程は20 日(土)の午後1 時より受け付 け,午後1 時30 分より開校式があり,川添堯彬 理事長の挨拶の後,各演者1 時間の講演を行い ました。第一日目は4 名の講演者が講演を終了 した後,明日の講演者も含めて医療問題のご講演 を頂く予定になっている顧問弁護士の若松陽子先 生を除いた6 名の先生方に,シンポジウム形式 で教育委員の日本大学松戸歯学部口腔インプラン ト科加藤仁夫先生の座長でディスカッションが行 われました。会場からは日常で直面している疑問 について次々と質問がだされ質疑が行われました (図1 〜 5 )。
第1 日目の終了時間は6 時半で直ちに各部屋に分かれ,短時間でありましたが午後 7 時30 分から懇親会が開催されました。懇親会 は川添堯彬理事長の挨拶の後,参加された先生を 代表して日高敏郎先生が乾杯の発声で始められま した(図6 )。各テーブルは席が決められておらず, 自由な場所に座って頂き,各演者を囲んで議論の 続きをして頂きました。各部屋はできるだけ異な る研修施設の方々とコミュニケーションをとって 頂きたいと5 名の相部屋とさせていただきまし た。参加された先生の中には不満の声もありまし たが,主催者の目的の一つが“同じ釜のメシを食べ, 共に寝て,コミュニケーションを図って頂きたい” ことからこのような形式とさせて頂きました。各 部屋では懇親会終了後も,インプラント治療に関 して熱い議論を重ねていた部屋もありました。